取り扱い商材に合わせた利用シーンを考慮しましょう
売っている商品は、「いつ」「どんな時に」購入されるのかをしっかり把握しましょう。ユーザーは、価格や性能など、非常に実利的な情報を求めています。スマートフォンからすぐに購入につながることが重要なのではなく、ユーザーが商品を『欲しい』と思ったとき(購入を検討したとき)に、欲しい情報が手に入ることが重要です。
利用シーンをよく考えて、それに合った情報をスマートフォンで提供しましょう。
情報をしっかり提供しましょう
ユーザーはスマートフォンで検索をするとき、価格の比較をしたり、類似商品を探すなど、非常に実利的な情報を求めています。
スマートフォン上でもサイズやカラー情報はしっかり分かるように記載しましょう。同じような商品を扱う競合サイトや店舗がある場合には、そこで商品がどのように紹介されているかを把握し、他の店舗に負けない情報を載せたり、ユーザーのレビューを載せて信頼感をUPさせるとよいでしょう。
最近のカート(ASP)にはスマートフォンサイトに自動変換する機能が付いているものが多いですが、その機能だけでは情報を十分に提供できないと感じたら、スマートフォンサイト変換サービスの利用も 検討しましょう。
スマホ、PC、リアルの店舗で連動した情報提供をしましょう
前回のスマートフォン特集でもご紹介しましたが、ユーザーはリアルの世界からネットショップへ辿り着くことが増えています。ユーザーはスマホ、PC、リアル全ての情報が分断せずに繋がっていることを求めているのです。PCでしか確認できない情報がある、スマホでPCのページが表示されてしまう・・・といったように、情報が分断してしまわないようにしましょう。リアルの店舗や展示会でネットショップがあることを紹介することはもちろん、商品のパッケージや同封物でもネットショップのことをユーザーにお伝えしましょう。
スマホ限定価格を提供する、実店舗でスマホの登録をするとクーポンが手に入るといった、連動したメリットも効果的です。
購入以外のゴールを豊富に提供しましょう
スマートフォンからネットショップへのアクセスを、必ずしもすぐに「購入」につなげる必要はありません。クーポンのダウンロード、お気に入りへの登録、問い合わせ、資料請求、Facebookページへの「いいね!」など、将来の購入につながることが大切なのです。
商品を購入することだけがゴールではありません。クーポンの入手、お問い合わせ、Facebookの「いいね!」、資料請求など、スマホからできるアクションはたくさんあります。

価格やサイズなどを十分比較しなければ購入できない商品もありますので、スマートフォンからショップに辿り着いたユーザーが何らかのアクションを簡単に起こせるように、たくさんの出口を用意しておきましょう。
スマートフォンでもストレスのない購入方法を提供しましょう
ショップ自体はスマートフォン対応できていても、決済画面が対応されていない場合があります。
せっかく購入する気になっていたユーザーが、決済画面に遷移したとたんに急に画面が見づらくなり、ショップを離脱してしまうことも少なくありませんので、決済画面までしっかりスマートフォン対応されているかどうかチェックしましょう。
また、屋外でクレジットカードを出すことに抵抗のあるユーザーや、スマートフォン画面でクレジットカード情報を入力すること自体に抵抗のあるユーザーもいます。
スマートフォンキャリア決済では、4桁の暗証番号を入力するだけで、スマートフォンの通話料金と合算してお支払いができるため、決済のラインナップに加えておくと取りこぼしを防ぐことができるでしょう。