イプシロン決済サービスの利用ガイド

本ガイドは主にご導入検討中の開発者様向けとなっており、より詳細な「イプシロン決済システム仕様書」は審査開始後にイプシロン管理画面よりダウンロードいただけます。
本ガイドに記載がない決済方法や各種CGIのご利用方法については、「イプシロン決済システム仕様書」よりご確認いただきますようお願いいたします。

ここでは、イプシロンの決済システム組込方法について概要を説明しております。
各種決済サービスの「決済処理」、顧客情報とカード情報を紐付ける「ユーザ登録」、定期課金サービスの「定期課金管理」については各ページをご参照ください。

数行コードでオーダー情報送信が可能

イプシロンなら都度決済でのオーダー情報の送信は数行のコードの記述のみで可能です。
詳しくはカード決済の都度決済の項目をご覧ください。

オーダー情報送信先 CGIへPOST

# EPSILONに接続して送信
result = http.start do
    http.request( post_data )
end

オーダー情報送信先 CGIへPOST

// HTTPリクエスト実行
$response = $request->send();

オーダー情報送信先 CGIへPOST

// 決済情報送信
// 送信用の設定を作成
RequestConfig rc = RequestConfig.custom().setConnectTimeout(2000)
										 .setSocketTimeout(2000)										
										 .setMaxRedirects(0)										
										 .build();
// Header定義
List<Header> header = new ArrayList<Header>();
header.add( new BasicHeader("Accept-Charset","UTF-8" ))	;
header.add( new BasicHeader("User-Agent","EPSILON SAMPLE PROGRAM JAVA" ));

HttpClient client = HttpClientBuilder.create()
								.setDefaultRequestConfig(rc)
								.setDefaultHeaders(header)
								.build();

List<NameValuePair> param = this.makeSendParam();
HttpPost post = new HttpPost();
HttpResponse res = null;

try {
	post.setEntity(new UrlEncodedFormEntity(param,"UTF-8"));
	post.setURI(new URI(this.getConfig().getOrder_url()));
	res = client.execute(post);
}catch(Exception e){
	e.printStackTrace();
	return null;
}

オーダー情報送信先 CGIへPOST

my $ua = LWP::UserAgent->new;
$ua->timeout(20);
$ua->ssl_opts( verify_hostname => 0 );
my $rq = POST $order_url, [%data];
my $res = $ua->request($rq);

接続方式

(1)リンク決済

イプシロンが用意した決済画面に遷移し購入者がクレジットカード番号などを入力する決済の仕組みです。
イプシロンの決済画面にて購入者がクレジットカード情報を入力し決済を行うため、加盟店様側のシステム、サーバーにてクレジットカード情報に触れる必要がありません。
そのため、加盟店様によるクレジットカード情報の情報漏洩のリスクがなく、セキュリティの観点で推奨される接続方式です。
また、イプシロンが用意した決済画面を利用するため、開発の費用や時間を抑えることができます。
代引き決済以外の全ての決済サービスがリンク決済に対応しています。

詳細は「決済処理《リンク決済》」ページと「送信パラメータ」よりご確認ください

(2)トークン決済

購入者が入力するクレジットカード番号を、別の文字列(トークン)に置き換えて通信を行う決済の仕組みです。
加盟店様はクレジットカード情報に触れることなく決済処理が可能となります。
イプシロンが用意した決済画面に遷移することなくECサイト内で画面遷移を完結させることができるため、サイト構築の自由度が高い接続方式です。
イプシロンではクレジットカード決済(円建て)がトークン決済に対応しています。

カード情報を入力する画面が加盟店様側の画面となるため、これまでの接続方式と比べサイト構築の自由度は高くなりますが、リンク決済と比較すると、開発の難易度が若干高まります。  非通貨に対応するためにシステム設計上の難易度も高くなってまいります。

詳細は「決済処理《リンク決済》」ページと「送信パラメータ」よりご確認ください

機能一覧

機能名称 機能概要 備考
会員ID決済(登録済み課金) 購入者のクレジットカード番号入力を省略する機能
イプシロン側で購入者のカード情報を保持し、2回目以降の 決済の際、保持したカード情報を利用し決済を行います
カード決済のみ対応
定期課金 定期的にクレジットカード決済を自動で行う機能 カード決済のみ対応
定期課金サービス」の契約が必要
メールリンク 電話やメールでの注文に対応する機能
決済URLをメールで購入者に送信する機能 オプションサービスの契約が必要
カード決済他、一部の決済に対応
メールリンクサービス」の契約が必要
各種CGIによる情報取得 加盟店様システム側でイプシロン側の決済状態、金額などの情報を取得する機能 一部の決済に対応
各種CGIによる情報処理 加盟店様システムから決済の金額変更や取消しを行う機能 一部の決済に対応