お客様と一緒に、
商品とネットショップを育てる。

GARDEN ideals
髙橋 昭宏 様

株式会社パスポート 永野 慎也 様

サロンに来るお客様の声から商品開発

今回お話をお伺いしたのは、ヘアサロンGARDENのネットショップ『GARDEN ideals』の髙橋 昭宏さん。
国内外でヘアサロンを展開しており、オリジナルヘアケア用品の開発・販売を行っている。
その商品開発の方法は独特で、サロンに来られるお客様の意見をスタイリストさんが吸い上げ、商品開発に生かしているとのこと。
『一般に売っているものと比べて価格は高めですが、プロのスタイリストが店頭でお客様の髪質を実際に見て話しをしながら、商品開発を行っています。
特に成分にはこだわり抜き、妥協は一切ありません。』と、ネットショップ運営に携わる髙橋さんは語る。
“実店舗”と“ネットショップ”

ネットショップの細かいチューニング

ネットショップでの商品販売のために大きなネット広告やリスティングは行っていない。現在は商品説明の文言や商品写真のチューニングを頻繁に行っているという。
『広告を打ってたくさんの人がネットショップに訪れても、初めて閲覧したとき画像や商品説明がしっかりしていないと、すぐにサイトから離脱してしまい、二度と戻って来ません。今は魅力あるサイト作りに注力するべきだと思っています。』
実際にどんなチューニングを行ったのか、教えてもらった。
(例1)商品説明の文言を変える
修正前:GARDEN ideal SERIES Anicaサラリとまとまりやすい髪に! アニカヘアオイル-(1個)-80ml これだと、商品一覧など文字制限がある状態で閲覧した際に、最初の『GARDEN ideal SERIES』部分が見えてしまい、ほとんどが同じ文言から始まってしまうため、商品が何なのか不明確だった。 修正後:★ヘアオイル★ボタニカルオイルで指通りがよくスタイリングしやすい髪に導くGARDEN ideal SERIES Anica> 文頭に『★ヘアオイル★』と入れることで、何の商品かわかりやすくなり、同系統商品の中でも選びやすくなった。

(例2)商品写真を変える
商品写真の撮影・加工を専門の方にお願いしたことで、サイト全体に『プロフェッショナル』のイメージを持たせることができ、印象がガラッと変わった。
“実店舗”と“ネットショップ”

実際に、これらの改良を行った後、購入数やコンバージョン率が上がったという。いきなり広告にお金をかけるのではなく、まずはサイトを充実させることが売上向上の鍵となる。

お客様目線に立った細かい工夫

決済方法は何を用意していますか?
クレジットカード決済と代引き決済です。女性の購入者が多いためか、代引き決済も3割程度ありますね。
女性向けの商品であれば、コンビニ決済や後払い決済も合っているかもしれませんね。
どんな方がよく購入されるのでしょう?
30~40代の女性が多いです。サロンでは購入しなかった人があとからネットショップで購入してくださったりします。 サロンで販売するときは、スタイリストが直接お客様に成分や効能について説明をしますが、ネットショップでは写真と商品説明文を工夫することで、購入者様の知りたい情報を充実させるよう心がけています。
商品の購入を促すような工夫はありますか?
ネットショップ上で毎月必ずキャンペーンを行うようにしています。
クリスマス、お正月の福袋、春の新商品・・・といった具合です。『今月は何があるのかな?』と、ファンの方が楽しみにしてくれると嬉しいですね。

これからネットショップを始める方へ一言

ネットショップは『根気よく、お客様の目線に立って』。
ブランディングというものは、ターゲットの想いとコンセプトが一致して初めて成り立ちます。売り手側が思っている商品の良さと、買い手側が受け止める商品の良さは違うかもしれない。
売り手側の想いだけを押し付けても商品は売れないんです。 お客様は、こちらも気付かない商品の良さを引き出してくれる、ネットショップの大切なパートナーです。
ネットショップも商品もどんどん改良して、よいものに育てていく根気強さを忘れないでください。

おわりに

GARDEN ideals」では、プロのスタイリストさんとお客様でプロデュースしたオリジナルヘアケア用品を販売しています。サロンやネットショップで購入できますので、こだわりの商品を是非手にしてみてください。
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